今、サウナを趣味として楽しんでいる人が増えています。健康効果を求めて利用する場合もありますが、ただ好きでたまらないという人がいるのも事実です。家にサウナがあれば、自分の入りたいタイミングで利用できるというメリットがあります。今回は、賃貸のアパートやマンションでも家庭用サウナが設置できるのかどうかを探っていきましょう。
自宅サウナのメリット
自宅にサウナを設置することは、健康とリラックスに対してさまざまなメリットをもたらします。それでは、自宅にサウナがあればどのようなメリットが考えられるのでしょうか？
好きなタイミングで利用できる
サウナを好きなタイミングでいつでも利用できるのは、最大のメリットと言えるでしょう。時間に縛られることなくいつでも利用でき、冬の寒い日には至福の時間となります。サウナ施設を利用すると、時間が掛かるうえ費用も必要となってきます。
自分の好みでアレンジできる
自宅サウナがあれば気兼ねなく自分好みの空間にアレンジし、何でも持ち込むことが可能です。自分がリラックスできる最高の空間にすることで、リフレッシュできて血行もよくなります。好きなサウナで、好きな音楽が楽しめるのは最高です。
自宅の価値がアップする
好きなサウナが自宅にあると、家で過ごす時間が多くなり有意義な一日がおくれます。友人を招いて一緒にサウナを楽しむのもよいでしょう。また将来的に自宅を売却する際に、家庭サウナはプラスに働く可能性が大きいです。
賃貸でもサウナを設置できる？
人気のサウナを賃貸の自宅で楽しみたいという人は少なくありませんが、実際設置するのは可能だと言われています。つまり工夫をすれば賃貸でも設置でき、自宅で楽しめるということです。ミストサウナは低温で高湿が特徴であり、シャワーヘッドの交換や専用の機器を浴室の壁に後付けします。
置き型のキャビンサウナを設置すれば、本格的なサウナが楽しめます。サウナを設置するスペースの確保は必須であって、賃貸でなくても設置する場所は大事です。それでは家庭用サウナの種類を紹介しておきます。
屋内サウナ
自宅用サウナとして一般的なもので、部屋をまるごとサウナ室にするものや置き型のものがあります。
屋外サウナ
屋外サウナとは、庭や駐車場などにサウナ小屋を置くタイプです。ログハウス型や樽型のものがあります。
屋外サウナ（テント）
一時的に使うときに建てられるテント型のサウナです。使うたびにセッティングしなければなりませんが、あまりスペースを取らず低コスが魅力です。
賃貸でサウナを設置するうえで注意すべきポイントとは？
賃貸住宅にサウナを設置する際、注意すべきポイントがいくつかあります。制約や施工上の問題を避け、快適にサウナを楽しむための重要な事項について解説します。
設置スペースの確保
設置スペースを確保するのは、とても大切なポイントになります。ボックスタイプを設置するならサイズを確認し、そのサイズのサウナが置けるスペースを確保しなければなりません。
設置場所を考える
設置スペースの確保が必要であるということを述べましたが、どこでもいいというわけではなく、基本的にコンセントがある場所でなくては設置できません。設置場所を間違えると使いづらく、生活スペースの圧迫につながります。
そしてボックスタイプのサウナストーブは電気ストーブと遠赤外線ストーブが一般的であって、どちらも電気での稼働となっています。電源さえあればよいのですが、電気ストーブを使用するサウナを設置する場合は、
大家さんか管理会社へ問い合わせておく必要があります。また利用後すぐにシャワーを浴びたりすることを考えれば、脱衣所が適しています。
サウナの総重量を必ずチェック
建築基準法によって住宅の床の耐荷重が決められており、180㎏以上の自宅用サウナは設置できません。ボックスタイプのサウナは一般的に100～150gなので問題はありませんが、製品によって重さが異なる場合があります。
サウナの総重量は必ずチェックしておきましょう。重量をオーバーして設置し問題が生じれば、修繕費用を請求される可能性があります。
電圧と電気工事の可否
ボックスタイプのサウナは200Vのコンセントが必要であり、電圧が低い場合は電気工事をしなければなりません。賃貸物件は電気工事ができない場合があるため、事前に確認しておきましょう。
サウナ人気も手伝って、家庭用サウナを設置したいと思っている人は少なくありません。けれど上記で紹介したような注意すべき点がたくさんあります。購入してから後悔しても遅いので、注意すべき点をしっかり把握してから購入しましょう。
そしてメリットだけでなくデメリットも知っておかなければなりません。
まとめ
賃貸のアパートやマンションでも、家庭用サウナは設置できるのかどうかを見てきましたが、いかがでしたでしょうか？サウナ人気が高まっている中、自宅で楽しみたいという人が増えています。自宅で好きな時間に利用でき、コストもあまりかからないなら設置したいものです。置き型のサウナは設置条件さえ揃えば設置可能であり、賃貸でも活用できそうです。
けれど大掛かりな電気工事が必要な場合は、賃貸では難しいかもしれません。事前に管理会社に相談するのが望ましいです。これからますます人気が高まりそうな家庭用サウナで、リフレッシュするのもよいでしょう。
